もち

母が「自動餅つき機が欲しい。」などと言い出した。
小十郎大反対。あんなもの買ったって一度か二度使ってお蔵入りになるに決まってる!と思うから。


「でも○○さん(母の友人)の家にもあるのよ。」と言うので、 
「じゃあ、電話して実際今も使っているか聞いてみ。」

・・・やはり使ってないそうです。(笑)



でも、あきらめ切れない様子の母。そこで小十郎、

「そんなの無くても餅ぐらい搗けるじゃn!」*1

幸い家に臼が・・・あるはずない、けれど素彫りのこね鉢*2がある。
せいろはあるし、もち米も買い置きがある、杵は・・・これまた無いな。
しかし、どうせチョコッとの量なんだから、すりこぎでOK! だろう、たぶn・・・


ということで、やってみました、家庭内”小”餅つき。


まずは1升もち米を蒸かします。 と言っても、この量はおこわも平行して作る為。
蒸しあがったところで、そのうちから3合分位を濡らせたこね鉢へ。
座布団の上にこね鉢を置き、そのかたわらにボウルにお湯を入れて用意、杵(無いからすりこぎ)を濡らしたり、餅が鉢にくっ付かない様、餅の柔らかさを調整したりするために使います。


始めは”こね”てもち米の粒をつぶしていきます。ごっごっごっ・・・
う・・・なかなか潰れない、やっぱすりこぎじゃ細すぎるか・・・諦めずに続けます、
それになんか固めだなー、一時間あまりも蒸したのに、もち米が古いのか?蒸しあがりも黄色っぽかったし。
しかーし! だんだん続けていくうちに、餅っぽくなってきたじゃあーりませんか!
ぺったん、ぺったん、というよりは杵が細いので(すりこぎなんだもの)ぼっすん、ぼっすん、という感じです。
でもだんだん餅らしくなってくる!こうなってくると、楽しい! 杵(すりこぎ!)持つ手にも力が入ります。


最後に鉢の中で杵(だから、すりこぎだって!)でまとめて、できあがり!
あらかじめすり鉢とすりこぎ(杵・・・じゃなくって、すりこぎ。本来の使い方)でつぶしておいた胡桃にあえて、”胡桃のつけこ”にします。*3


いただきまーす。


おおぉ! ちゃんと餅じゃn!! 美味いじゃん!
ちょっと固めで、伸びが無いけれど十分美味しいお餅ができましたよ。
自画自賛



次回に向けての改良&反省点

○:もち米が古かった。去年のだそうだ、だから蒸しあがりが黄色っぽく、硬かったのか?
○:すりこぎはやはり細すぎ。 杵代わりになる物をさがそう。
○:こね鉢は使う直前までお湯を張っておいて、熱々にしておいて搗き始めるようにしよう。餅は熱いうちに打て。



晩飯は前記のおこわ(五目おこわ)とこの胡桃餅。久々の搗きたて餅はやはり美味くて、高カロリーなのに腹いっぱいまで食っちゃったですよ、うっぷ。

*1:今回、変換して初めて知った!もちを「搗く」(つく)と云う字を。

*2:本来うどんをこねる為のもの。直径40cm位、厚さ6cm位、材質は木だが何の木かは聞き忘れた。

*3:つぶした胡桃には、砂糖と少量の塩で味付け。